スクリプト・プラグインの導入方法と管理方法を説明します。
また、多くのスクリプトで前提とされているrikky_moduleの導入方法についても説明します。
「.anm」と「.anm2」
基本的には「.anm」は旧AviUtl用、「.anm2」はAviUtl2用と捉えていただければよいかと思います。
ただし、AviUtl2は互換性を保つために「.anm」を読み込める設計になっているため、一部のスクリプト以外は「.anm」もAviUtl2で動作します。AviUtl2は拡張子を除いた部分、つまり、「○○.□□」の○○の部分でスクリプトを識別しているため、同一名で拡張子だけ違うものを複数入れるとエラーが表示されます。
基本的には「.anm2」を導入し、ない場合のみ「.anm」を導入することをお勧めします。(当ブログではAviUtl1/2両方に対応したスクリプトを「.anm」の形式のみで配布している場合があります)
スクリプトの導入方法(ダウンロード式)(AviUtl1)
スクリプトは以下の拡張子をもつファイルのことを指します。
| 拡張子 | ファイルで導入されるもの |
|---|---|
| .anm/.anm2 | アニメーション効果 |
| .obj/.obj2 | カスタムオブジェクト |
| .cam/.cam2 | カメラ効果 |
| .scn/.scn2 | シーンチェンジ |
| .tra/.tra2 | トラックバー |
「exedit.auf」と同じ階層に「script」フォルダーを作成し、その中に上記の拡張子のファイルを入れることでスクリプトを導入することができます。
Aviutl├─ exedit.auf├─ rikky_module.dll└─ Script├─ アニメーション.anm├─ カスタムオブジェクト.obj├─ カメラ効果.cam├─ シーンチェンジ.scn└─ トラックバー.tra
「Script」フォルダ内で一階層まで任意の名前でフォルダ分けをすることができ、そのフォルダ名を利用してアニメーション効果選択時にフィルタリングが行えます。
作者や用途、使用頻度別にわけるのがおすすめです。
Aviutl├─ exedit.auf├─ rikky_module.dll└─ script├─ アス作│ ├─ 配置基準変更.anm│ └─ @並べ背景.obj└─ あす作├─ はいちきじゅんへんこう.anm└─ @ならべはいけい.obj
![]() |
| プルダウンに仕分けられる |
スクリプトによってはスクリプトファイル以外のプラグイン等を必要とするものがあります。配布元の導入方法を参考にしてください。
スクリプトの導入方法(コピペ式)(AviUtl1)
コピペ式のスクリプトは基本的に「スクリプト制御」に張り付けて使います。(各記事にあるコピーボタンを使って下さい)
アニメーション効果をつけたいオブジェクトに「スクリプト制御」をつけ、そこに配布されているスクリプトの全文をコピペしてください。
![]() |
| スクリプト制御に貼り付ける |
当ブログで配布しているコピペ用スクリプトでは、使う方(=今読んでいるあなた)が変更できるパラメーターはすべて「----パラメーターここから----」と「----パラメーターここまで----」の怠惰にあり、「_ (アンダーバー)」で始まるようにしています。
例)オブジェクトの座標を指定するスクリプト
----パラメーターここから---- local _x = 600 --オブジェクトのX座標 ----パラメーターここまで---- --[[ パラメーターの説明 _x : オブジェクトのX座標を指定します。 ]] obj.ox = _x
「_x=600」の600を書き換えるとオブジェクトのX座標がその値になります。
rikky_moduleの導入方法(AviUtl1)
rikky_moduleはrikky氏が作成したプラグインで、AviUtlの情報取得や機能拡張のためのプラグインです。これを前提とするスクリプトやプラグインが多く存在します。
以下のリンクから自分の使っているAviUtl、拡張編集のバージョンに合ったものをダウンロードし、rikky_module.dllをexedit.aufがあるフォルダに入れてください。
AviUtl1.10以前 / 拡張編集0.92以前用 rikkymodule&memory
( AviUtl1.10 / 拡張編集0.93rc1以前用 rikkymodule(version2) )
そもそも、拡張編集0.93rc1はテスト版でバグが多いため、拡張編集0.92を使うことをお勧めします。
プラグインの導入方法(AviUtl1)
プラグインは以下の拡張子をもつファイルのことを指します。
(どの拡張子のものもDLLファイルの拡張子をリネームしただけのものです)
| 拡張子 | ファイルで導入されるもの |
|---|---|
| .auf | フィルタプラグイン 以下4つに分類されないものは全てこれ |
| .aui | 入力プラグイン |
| .auo | 出力プラグイン |
| .auc | 色変換プラグイン |
| .aul | 言語拡張プラグイン |
「exedit.auf」と同じ階層に「plugins」フォルダーを作成し、その中にすべてのもの(上記拡張のファイル及び一緒に配布されるフォルダなど)を入れることでプラグインを導入できます。
ただし、プラグインによっては配置に注意が必要なものもあるのでご注意ください。
Aviutl├─ exedit.auf├─ rikky_module.dll└─ plugins├─ 〇〇.auf└─ 〇〇.dll
スクリプトの導入方法(AviUtlExEdit2)
ダウンロードした「 ○○.anm2」または「 ○○.anm」を「C:\ProgramData\aviutl2\Script」内に入れてください。このフォルダは隠しフォルダになっているのでご注意下さい。無印AviUtl同様、一階層までフォルダわけも可能です。
このブログで配布するスクリプトは基本的に、何もしなくてもAviUtl2内でいい感じにまとまって表示されますので、こだわりがなければ直接Scripフォルダに入れておいてください。
Image: Markus Winkler(Unsplash)



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